「世界三大珍獣」について、以下の目次で記載します。
「世界三大珍獣」とは?
世界3大珍獣といえば、コビトカバ、ジャイアントパンダ、オカピのことをさすというのが”通説”です。
でも、この世界3大珍獣の通説はいったいどこからやってきたのでしょう?
「世界三大珍獣」の定義 「世界三大珍獣」説の起源・きっかけ
このブログの「カバを飼育している動物園(JAZA加盟園)」を書くに当たり調べものをしていて気付いたのですが、世界三大珍獣の定義 起源については、上野動物園元園長・小宮輝之氏の著作「動物園ではたらく (イースト新書Q)」に記載されています。
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いわゆる「世界三大珍獣」とは、ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバのこと。
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「世界三大珍獣」説は、1960年に上野動物園に初めてコビトカバが導入されるにあたり、動物学者の高島春雄先生が唱えた。
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上野動物園がコビトカバを導入する以前から世界三大珍獣が定義づけられていた訳でなく、上野動物園が三大珍獣を揃えようとコレクションした訳でもない。
books.google.co.jpで、「動物園ではたらく (イースト新書Q)」をためしよみできるので、その一節を以下に引用させていただきます。
「動物愛好会」という例会が月に一度、上野動物園で開催されていました。その会でいつも風呂敷に資料を包みもっている紳士がいました。その方が、動物園びいきで知られた動物学者の高島春雄先生で、コビトカバに「世界三大珍獣」という名誉ある称号を与えた人でした。
コビトカバは1960年に日本にはじめて輸入され、上野動物園にお目見えしています。三大珍獣という言葉が生まれたのはコビトカバの初来日がきっかけで、あとはジャイアントパンダとオカピです。
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読了!日本の在来家畜・家禽の保全への貢献する役割の重要性を説いていらっしゃるのに感銘しました。その意志が持続可能となりますことを改めて期待します。 #動物園ではたらく