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「猫背」を深掘りリサーチ!意味・定義や語源・由来、高齢者の背曲がり・腰曲がりとの関連などレポート

今回の「生き物にまつわる言葉を深掘り」のテーマは、「猫背」です。

ひと昔前に比べると、背曲がり・腰曲がりの高齢者は減っているようにも感じますが実際にはどうなのでしょう?スマホやパソコンに触れる姿勢から、猫背はかえって増えているのでしょうか?

そもそも背曲がり・腰曲がりと猫背や脊椎後弯症:・老年性円背・脊椎の圧迫骨折・骨粗しょう症などとの違い・関係はいったいどうなっているのでしょう?

「猫背」という言葉の意味や用例、語源などについて、以下の目次に沿って深掘りしてみました。

 

猫背とは?

猫背とは?

猫背とは、文字通り猫のように背中が丸まっている状態を指します。医学的には、胸椎(胸の部分の背骨)が過度に後弯(後ろに反る)している状態を指します。

猫背 - Wikipedia

猫背(ねこぜ、Kyphosis)は、人間の背中が丸まって内側へ反り、頭部が前方に出た姿勢になる現象。 脊椎後彎症のうち脊柱の胸椎がなだらかである円背を指す。 医学的には上位交差症候群という。猫の背中のように丸くなることから猫背という。

猫背の種類

・首猫背
頭部が前方に突出して全体的に湾曲している姿勢[1]。ストレートネックは首猫背にあたる。
・背中猫背
肩甲骨周辺が前方に出て湾曲している姿勢。
・腰猫背
腰が湾曲している姿勢。
・反り腰猫背(腹猫背)
腰が前に反っている影響で腹部が突き出ている姿勢。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4e/Scheuermanns_diseasebl.jpg

 

猫背の名称の由来

猫背という名前は、背中が丸まった姿が猫に似ていることから名付けられました。

猫背の原因

  • 姿勢の悪さ: 長時間同じ姿勢でいる、猫背で座る、スマホを長時間見るなど

  • 筋肉のバランスの崩れ: 姿勢を支える筋肉のバランスが崩れる

  • 骨の変形: 骨粗鬆症変形性脊椎症など

  • 精神的なストレス: ストレスにより、猫背になることがあります

猫背の影響

  • 呼吸が浅くなる: 肺が圧迫され、呼吸が浅くなることで、体内に酸素が十分に行き渡らなくなり、疲労感やだるさを感じやすくなります。
  • 消化器系の不調: 内臓が圧迫され、消化機能が低下し、便秘や消化不良を引き起こす可能性があります。
  • 肩こりや腰痛: 筋肉が緊張し、血行が悪くなることで、肩こりや腰痛の原因となります。
  • 見た目の印象: 猫背は自信のない印象を与えたり、老けて見られる原因にもなります。

 

猫背、脊椎後弯症、老年性円背、脊椎圧迫骨折の定義と関係性について

これらの用語は、いずれも背骨(脊椎)の変形に関連するもので、互いに関連性を持つ場合があります。それぞれ詳しく解説します。

各用語の定義

  • 猫背: 一般的に使われる言葉で、背中が丸まっている状態を指します。
    医学的には「姿勢性後弯」とも呼ばれ、背骨の生理的な弯曲が増強している状態です。
  • 脊椎後弯症: 脊椎が後方に過度に弯曲している状態を指します。猫背(姿勢性後弯)も一種の脊椎後弯症と言える場合があります。
  • 老年性円背: 高齢者に多く見られる、胸椎が丸く曲がっている状態(脊椎後弯症の一種)です。骨粗しょう症や椎体の変形などが原因となることがあります。
  • 脊椎圧迫骨折: 脊椎が強い圧力を受け、椎体がつぶれてしまう骨折です。脊椎後弯症を引き起こす原因の一つであり、特に老年性円背との関連性が深い。骨粗しょう症が主な原因で、高齢者に多くみられます。

各用語間の関係性

これらの用語は、以下のような関係性があります。

  • 猫背と脊椎後弯症: 猫背は、脊椎後弯症の一種と考えることができます。特に、姿勢が悪く、背中が丸まっている状態は、姿勢性後弯と呼ばれます。
  • 老年性円背と脊椎後弯症: 老年性円背は、脊椎後弯症の中でも、特に高齢者に多く見られるタイプです。骨粗しょう症による椎体の変形や、長年の姿勢の悪さが原因となります。
  • 脊椎圧迫骨折と脊椎後弯症: 脊椎圧迫骨折は、脊椎後弯症を引き起こす原因の一つです。特に、複数の椎体が圧迫骨折を起こすと、背骨が大きく曲がり、円背になることがあります。

 

背曲がり・腰曲がりした高齢者の割合が最近は減少しているのか?減少が本当だとしたらその減少の要因・背景は?

背曲がりや腰曲がりといった姿勢の悪化は、高齢者の方々にとって大きな問題の一つです。確かに、近年は健康意識の高まりや医療の発達により、これらの問題に対する関心が高まり、改善に向かっているように感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、高齢者の背曲がりや腰曲がりの割合が全体的に減少しているかという点については、現時点では明確なデータに基づいた結論を出すことは難しいというのが現状です。

減少しているように感じる理由

  • 健康意識の高まり:
  • 姿勢の重要性に関する情報が広く発信されるようになり、多くの人が姿勢改善に取り組むようになりました。
    ヨガやピラティスなどの運動が人気となり、体幹を鍛える機会が増えています。
  • 医療の発達:
    骨粗しょう症の治療法が進歩し、脊椎圧迫骨折のリスクが減少しつつあります。
    リハビリテーションの技術も向上し、姿勢改善のための効果的なプログラムが提供されています。
  • 介護予防の取り組み:
    高齢者の自立を支援するため、姿勢改善や運動指導など、介護予防の取り組みが活発化しています。

減少していない可能性がある要因・背景

  • 高齢化の進行:高齢化が進むにつれて、骨粗しょう症や椎間板の変性など、加齢に伴う体の変化により、姿勢が悪化する人が増える可能性も否定できません。
  • 生活習慣病の増加:糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、骨の健康を損なう可能性があり、姿勢の悪化に繋がることがあります。
  • 医療費の高騰:医療費の高騰により、必要な治療を受けられない人が増える可能性も懸念されています。

高齢者の背曲がりや腰曲がりの割合が減少しているかどうかは、様々な要因が複雑に絡み合っており、一概に断言することはできません。しかし、健康意識の高まりや医療の発達など、ポジティブな変化もみられます。

 

まとめ

猫背、脊椎後弯症、老年性円背は、いずれも脊椎が後方に曲がっている状態を指します。

高齢者の背まがり・腰曲がりは、様々な要因が複合的に作用して起こる複雑な問題です。骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折が最も大きな原因の一つですが、猫背や変形性脊椎症なども重要な要因となります。

これらの問題を予防し、健康な高齢期を送るためには、バランスの取れた食事、適度な運動、そして定期的な健康診断が大切です。

もし、ご自身が腰や背中の痛みを感じたり、姿勢が気になる場合は、早めに医師にご相談ください。

興味深いですよ!「猫背」。