「ハリモグラのいる動物園」について、以下の目次で記載します。
- ハリモグラのいる動物園がわかる「飼育動物検索」
- ハリモグラを飼育展示している動物園(日動水・JAZA加盟園)
- 日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に非加盟の「ハリモグラ飼育施設」
- ハリモグラのいる動物園
- ハリモグラとは?
- ハリモグラに関する主要なニュース
ハリモグラのいる動物園がわかる「飼育動物検索」
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)の公式サイトには、「飼育動物検索」という便利な機能があって、JAZA加盟の動物園・水族館で飼育されている動物を検索できます。
◆日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)
http://www.jaza.jp/
◆日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)>飼育動物検索>動物を探す
飼育動物検索 | 動物園と水族館
2017年春に検索システムが改修されたので、登録データも以前より新しくなって、使える!ようになりました。
ハリモグラを飼育展示している動物園(日動水・JAZA加盟園)
さて、この日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)の飼育動物検索で、「ハリモグラ」を検索し、その結果を「Gazelle ハリモグラのいる動物園」として一覧(リスト)にしてみました。
上表の補足情報を以下に・・・・。
ハリモグラのいる動物園(日動水・JAZA加盟園)は、上野動物園と東山動植物園の2施設です。
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に非加盟の「ハリモグラ飼育施設」
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に加盟していない施設(個人を含む)で飼育されているハリモグラの情報を以下に記します。
また、情報をコメントにてお知らせいただけましたら掲載します。
<日動水(JAZA)非加盟の「ハリモグラ飼育施設>
・沼津港深海水族館(静岡県沼津市)
Facebookでの当記事を告知しましたところ、坂口様よりコメントで「沼津港深海水族館」を紹介いただきました。ありがとうございます。
ハリモグラのいる動物園
上記データから「ハリモグラのいる動物園」を以下に列挙します。
追加情報等ありましたらコメントにてお知らせください。
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上野動物園(東京都台東区)
ハリモグラ1頭:メス。
上野動物園では明日12/13(金)より、卵を産む哺乳類・ハリモグラの公開を開始します!
— 上野動物園[公式] (@UenoZooGardens) December 12, 2013
当園では明治41年(1908年)以来、なんと105年ぶりの飼育となります。
詳しくはこちら!→http://t.co/3tQwDH9wBg pic.twitter.com/b2OuZZMYo9
カモノハシとともに卵生の哺乳類として有名で、メスは腹部の袋のような部分に卵を1個産み、生まれた子どもを乳で育てます。
不思議な動物、ハリモグラ - 東京ズーネットBB [TOKYO ZOO NET BB]
卵を産む哺乳類、ハリモグラの展示を開始します! 上野動物園では105年ぶり | 東京ズーネット
上野 2013/12/12
上野動物園では、卵を産む哺乳類のハリモグラを展示します。その不思議な姿をぜひご覧ください!
公開するハリモグラ:
頭数1頭、性別メス、原産国 インドネシア(ニューギニア島)
公開日:2013年12月13日(金)から
公開場所:西園 小獣館 地下
沼津港深海水族館(静岡県沼津市)
ハリモグラ:
ハリモグラ
哺乳類でありながら、卵を産む、体温が外気の温度に応じて変化するなど、爬虫類から哺乳類へ変化をする途中の生き物と考えられています。
ハリモグラ|沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ
東山動植物園(愛知県名古屋市)
ハリモグラ:
東山のSNSをハロウィンがジャック中!
— 名古屋市東山動植物園 (@higashiyamapark) October 30, 2017
とげとげちくちくハリモグラ。
実はこんな顔をしてます。
#ひがしやまハロウィン #自然動物館 pic.twitter.com/dgoDtW91jh
分類 単孔目ハリモグラ科
学名 Tachyglossus aculeatus
解説 :ほ乳類ですが卵を産む。穴掘りがうまく、毛が変化した針を持っていて、危険がせまると針を立てボール状になり身を守る。アリやシロアリがおもな食べ物。
ハリモグラとは?
ハリモグラの概要に関しては以下にWikipediaから引用します。
ハリモグラ(Tachyglossus aculeatus)は、単孔目ハリモグラ科ハリモグラ属に分類される単孔類。本種のみでハリモグラ属を構成する。
背面がトゲで覆われており、特有の吻と特化した舌を持ち、それを使い獲物であるアリやシロアリを素早く捕らえる。現存している他の単孔類であるカモノハシやミユビハリモグラ属のように、卵生であり、育児嚢や母乳で子供を育てる。英語では、エキドナ(Echidna)と呼ばれる。
オーストラリアに広く自然分布し、ニューギニア島南西部の高地および海岸地帯にも分布している。
差し迫った絶滅の危機にはないともいわれるが、狩猟や生息地の開発などの人間活動、外来種や寄生虫などにより、オーストラリアにおける分布域は減少しつつある。
カモノハシ目(カモノハシもく、学名: Monotremata)は、脊椎動物亜門 哺乳綱に属する動物の分類群である。単孔目(たんこうもく)、単孔類(たんこうるい)、一穴目(いっけつもく)ともいう。この学名の単孔(一穴)は総排出腔を意味する。
これらは、カモノハシ科と2つの化石科を含むカモノハシ亜目 (Platypoda) と、ハリモグラ科を含むハリモグラ亜目 (Tachyglossa) に分かれる。それぞれをカモノハシ目、ハリモグラ目(学名は同じ)とすることもある。混乱を防ぐため、ここでは、Monotremata の意味では単孔目と添えることとする。
現存するのはカモノハシ科とハリモグラ科のみで、化石種を含めても4科しかいない。現生群はわずか2科3属5種しかいないが、オーストラリア区に広く分布する。
形態・生態の特徴:
単孔目(カモノハシ目)は、現存する哺乳類としては唯一、爬虫類や鳥類のように卵を産むグループとして知られている(卵生である)。(大部分の鳥類と同じように)母親が卵を温めて子を孵化させ、孵化した子は(他のすべての哺乳類と同じように)母乳によって育てられる。母親は他の哺乳類のような乳首をもたず、子は母親の乳腺から染み出した乳をなめている。爬虫類や鳥類と同様の総排出腔をもつ。尿や糞の排出も生殖も、全てここで共通に行われる。
内温動物であるが、気温により保ちうる体温が変動するなど、有胎盤類や多くの鳥類に比べ、体温調節能力が低い。
以上のような特徴から、単孔目(カモノハシ目)は、進化史の中で、非常に早い時期(おそらく三畳紀)に他の全ての哺乳類のグループと分岐したと考えられ、現生哺乳類で最も原始的なグループとされる。そのため、このグループは、「原獣亜綱」として、亜綱のレベルで他の哺乳類(獣亜綱)と区別されている。
カモノハシとハリモグラ:
現存する2科のうち、カモノハシ科に属する現生の動物は、カモノハシ (Ornithorhynchus anatinus) 1種のみである。カモノハシはくちばしをもち、水中を泳ぐため前後肢が水かきになっている。タスマニアおよびオーストラリア東部に生息している。もう一方のハリモグラ科に属する現生の動物としては、1属1種のハリモグラ (Tachyglossus aculeatus) と、1属3種のミユビハリモグラ (Zaglossus) の2グループがある。
ハリモグラはタスマニア、オーストラリアおよびニューギニア島に、ミユビハリモグラはニューギニア島のみに生息している。
蹴爪と育児嚢
単孔目(カモノハシ目)の動物は、オスのみが後肢のかかとの部分に蹴爪をもつ。有袋類や一部のトガリネズミ目の動物と同様、睾丸を腹腔内にもち、体外に降りた陰嚢をもたないため、性別は主にこの蹴爪の有無によって判断される。この蹴爪には、毒液を生産して分泌するための組織があるが、ハリモグラ類の場合、導管が退化しているため、実際には機能しない。これに対して、カモノハシのオスの蹴爪は、実際に敵の体に毒を打ち込むことができる。一方、ハリモグラ類のメスは、腹の育児嚢(いくじのう)で卵を孵化させ、その中で子を育てるが、カモノハシはそのような育児嚢をもたない。
ハリモグラに関する主要なニュース
ハリモグラに関する最近のニュースをいくつかあげておきます。
ハリモグラは哺乳類でありながら卵を産み、皮ふから母乳を染み出させて、う化した子供に母乳を与えるといいます。この母乳には殺菌作用があるリゾチームと、母乳の栄養分となるαラクトアルブミンが含まれ、双方の構造はとても似ています。DNA研究によると、母乳はもとは卵を守るための殺菌作用を持った汗のようなものだったと考えられ、そこから何らかの変化が起きαラクトアルブミンを生み出すようになったとか。
ハリモグラ に関連するグッヅ・書籍
などなど、「ハリモグラのいる動物園」について、まとめてみました。
ハリネズミやヤマアラシと混同しがちなハリモグラですが、「カモノハシ目(単孔目)」で、卵生であるというたいへんな珍獣なんですね。
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興味深いですよ!!動物園でのハリモグラの飼育展示。