「ジュゴンのいる水族館」について、以下の目次で記載しています。
- ジュゴンとマナティーの違い、ジュゴンとマナティーの見分け方
- ジュゴンのいる水族館がわかる「飼育動物検索」
- ジュゴンを飼育展示している水族館(日動水・JAZA加盟館)
- 日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に非加盟の「ジュゴン飼育施設」
- ジュゴンのいる水族館
- ジュゴンとは?
- ジュゴンに関する最近のニュース
ジュゴンと同じカイギュウ目の「マナティーのいる水族館」については以下を参照ください。
ジュゴンとマナティーの違い、ジュゴンとマナティーの見分け方
<ジュゴンとマナティーの違い>
<ジュゴンとマナティーの見分け方>
ジュゴンとマナティーの違いは、ジュゴンが「イルカのような三角の尾びれ」が特徴なのに対し、マナティーは「うちわのような丸い尾びれ」が特徴です。
ジュゴンのいる水族館がわかる「飼育動物検索」
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)の公式サイトには、「飼育動物検索」という便利な機能があって、JAZA加盟の動物園・水族館で飼育されている動物を検索できます。
◆日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)
http://www.jaza.jp/
◆日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)>飼育動物検索>動物を探す
飼育動物検索 | 動物園と水族館
2017年春に検索システムが改修されたので、登録データも以前より新しくなって、使える!ようになりました。
ジュゴンを飼育展示している水族館(日動水・JAZA加盟館)
さて、この日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)の飼育動物検索で、「ジュゴン」を検索し、その結果を「Dugong ジュゴンのいる水族館」として一覧(リスト)にしてみました。
上記を踏まえまして
ジュゴンのいる水族館(日動水・JAZA加盟館)は、鳥羽水族館の1施設だけです。
(追加情報がありましたらコメントにてお知らせいただければ修正します。)
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に非加盟の「ジュゴン飼育施設」
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に加盟していない施設で飼育されているジュゴンに関するニュースを以下に。
(追加情報がありましたらコメントにてお知らせいただければ修正します)
<日動水(JAZA)非加盟のジュゴン飼育展示施設>
- 該当情報なし
ジュゴンのいる水族館
上記データから「ジュゴンのいる水族館」を以下に列挙します。
追加情報等ありましたらコメントにてお知らせください。
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鳥羽水族館(三重県鳥羽市)
ジュゴン1頭:セレナ(メス、フィリピン→1987年鳥羽水族館へ)。
故・じゅんいち(オス→1979年9月鳥羽水族館へ、2011年2月10日没)
人魚伝説のモデルになったと言われるジュゴンを日本で唯一飼育展示しています。
ジュゴンの飼育
ジュゴンの飼育の試みは、1955年にサンフランシスコのスタインハルト水族館が、パラオ諸島で捕獲されたジュゴンを飼育したのが最初です。
世界で30例以上の飼育記録がありますが、いずれも短期間の飼育に終わっていました。性質はおとなしいジュゴンですが、とても神経質で音や光に敏感なため、飼育は非常に難しいと言われています。
鳥羽水族館では1977年から、ジュゴンの飼育研究を始めました。1987年にはフィリピンのアキノ大統領(当時)から日比友好の印としてメスの「セレナ」がプレゼントされました。
http://old.aquarium.co.jp/news/2011/jyunnitihuhou.html
2011年2月10日早朝 長期飼育世界記録を更新中のジュゴンの「じゅんいち」(オス)が死亡しました。
10日朝、職員が巡回中に「じゅんいち」が水槽の真ん中で今までに見たことのない体勢で動きもおかしかったため急遽、治療用のプールに移し獣医による心臓マッサージなどの治療を行いましたが、残念ながら午前8時25分に死亡しました。
「じゅんいち」は今年で入館31年を超え(推定33歳)という、ジュゴンの長期世界記録を更新中(本日で11475日目)でしたが、1月中旬頃より、エサを食べる量が減り、痩せが目立ってきた為、海外も含め、あらゆるエサの確保に努めてきました。しかし、痩せを止めることができず、体調の回復もかないませんでした。「じゅんいち」が入館したのは1979年9月11日。当時、消化機能の未発達による栄養状態悪化のため、生命が危ぶまれたことも何度かありましたが、その度に飼育係の必死の看病により危機を脱し、その後は順調に成長し現在に至っていました。
またメスの「セレナ」との同居が度々おこなわれており、世界初の赤ちゃんの誕生が期待されていたものの、残念な結果になってしまいました。
(*鳥羽水族館ではメスの「セレナ」1頭の飼育展示となります。)
ジュゴンとは?
ジュゴンの概要は、wikipediaを引用します。
ジュゴン(儒艮、Dugong dugon)は、カイギュウ目ジュゴン科ジュゴン属に分類される哺乳類。
本種のみでジュゴン属を構成し、現生種では本種のみでジュゴン科を構成する。極端な偏食であるため、餌場であるアマモの藻場(もば)がなくなれば、その地域では絶滅する。海草のほか、ゴカイ、カニ、ホヤなどを補助栄養とすることがある。鳥羽水族館のジュゴンを例にとると、1日に体重の約8-10パーセントの海草を食べる。くちびるや頬は大きく発達し、大量の海草を食べるのに適する。また植物のセルロース(細胞壁)を消化するため発達した盲腸をもつ。
分布:インド洋、西太平洋、紅海。
日本における分布
日本哺乳類学会のレッドリストでは、南西諸島のジュゴンを絶滅危惧種に指定しており、水産庁のレッドデータブックでも「絶滅危惧種」となっている。
沖縄の場合、漁網にかかる混獲と藻場の減少などがジュゴンを危機に追い込む大きな要因となっていると見られている。2000年10月10日には国際自然保護連合 (IUCN) 総会で、「沖縄のジュゴンとノグチゲラとヤンバルクイナの保護」の決議が採択された。
ジュゴンに関する最近のニュース
ジュゴンに関する最近のニュースをいくつかあげておきます。
鳥羽水族館(三重県鳥羽市)の人気者ジュゴンの「セレナ」(雌)が15日、飼育日数の世界記録を更新し、1万1476日=31年5カ月=を達成した。飼育中のジュゴンは国内ではセレナだけで、世界でもオーストラリアに1頭しかいない。水族館の職員らがくす玉を割ってセレナを祝福した。
セレナは1986年10月10日にフィリピン・パラワン島付近で親とはぐれたところを保護され、87年4月15日に鳥羽水族館にやってきた。
ジュゴンに関連するグッヅ・書籍
動物学に関する書籍
などなど、「ジュゴンのいる水族館」について、まとめてみました。
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興味深いですよ!!ジュゴン。