こちらでは「ヘラクレスオオカブトのいる動物園」「ヘラクレスオオカブト属のいる動物園」について、以下の目次で記載してあります。
- ヘラクレスオオカブトのいる動物園がわかる「飼育動物検索」
- ヘラクレスオオカブトのいる動物園(日動水・JAZA加盟園)
- 日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に非加盟の「ヘラクレスオオカブト属飼育施設」
- ヘラクレスオオカブト属のいる動物園
- ヘラクレスオオカブト(属)とは?
- ヘラクレスオオカブトに関する最近のニュース
ヘラクレスオオカブト属に限らない、ヘラクレスオオカブト種に関しては【2023年夏休み版】として以下のコンテンツもあります。参考になさってください。
同じカブトムシ亜科の「カブトムシのいる動物園」については、以下のリンク先を参照ください。
ヘラクレスオオカブトのいる動物園がわかる「飼育動物検索」
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)の公式サイトには、「飼育動物検索」という便利な機能があって、JAZA加盟の動物園・水族館で飼育されている動物を検索できます。
◆日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)
https://www.jaza.jp/
◆日動水(JAZA)飼育動物検索
動物を探す | 動物園と水族館
2017年春に検索システムが改修されたので、登録データも以前より新しくなって、使える!ようになりました。
ヘラクレスオオカブトのいる動物園(日動水・JAZA加盟園)
さて、この日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)の飼育動物検索で「Dynastes」を検索し、その結果を「Hercules beetle ヘラクレスオオカブト属のいる動物園」として一覧にしてみました。
上記を踏まえ、
ヘラクレスオオカブト属を飼育展示している動物園(日動水・JAZA加盟園)は、多摩動物公園、長崎バイオパークの2施設です。
そのうち、
ヘラクレスオオカブトのいる動物園(日動水・JAZA加盟園)は、多摩動物公園、長崎バイオパークの2施設、
サタンオオカブトのいる動物園(日動水・JZA加盟園)は、長崎バイオパークの1施設だけ、
ティティウスシロカブトのいる動物園(日動水・JAZA加盟園)は、長崎バイオパークの1施設だけです。
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に非加盟の「ヘラクレスオオカブト属飼育施設」
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)に加盟していない日本国内の施設(個人を含む)で、飼育されているヘラクレスオオカブト属の情報を以下に記します。
また、情報をコメントにてお知らせいただけましたら掲載します。
<日動水(JAZA)に非加盟のヘラクレスオオカブト(属)飼育展示施設>
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北杜市オオムラサキサンタ―(山梨県北杜市)
ヘラクレスオオカブト属のいる動物園
上記データから「ヘラクレスオオカブト(属)のいる動物園」を以下に列挙します。
追加情報等ありましたらコメントにてお知らせください。
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多摩動物公園(東京都日野市)
ヘラクレスオオカブト:
多摩動物公園で撮影したヘラクレスオオカブトのレントゲン写真。外見上、胸部と腹部の境目のように見えるくびれは、じつは「前胸」と「中胸・後胸」の境目。くわしくは東京ズーネット最新記事☞http://t.co/ObH06lTpmo pic.twitter.com/Ys5pbHP8tR
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) October 11, 2014
・北杜市オオムラサキセンター(山梨県北杜市)
ヘラクレスオオカブト:
ヘラクレスオオカブトのひみつ | 北杜市オオムラサキセンター公式サイト
同じヘラクレスオオカブトなのに、なんでしょうか…?
実はこの2頭は、別亜種だったのです。
…正直、スタッフも最近気が付きました。う~ん、観察不足ッ!!
展示用の個体が「ヘラクレス・リッキー」で、
ふれあい用が「ヘラクレス・パスコリア」でした。
見分け方はいくつかありますが、一番わかりやすいのが頭角突起の有無です。
頭角突起とは、頭部の角から生えている突起のことで、
写真のリッキーとパスコリアを比べていただくと分かると思います。
1つだけ突起があるのがリッキーで、突起がないのがパスコリアです。
ということは、有名な「ヘラクレス・ヘラクレス」がいないことになりますが、逆に言えば2亜種が同時に観察出来る、貴重な展示でもあります。
長崎バイオパーク(長崎県西海市)
ヘラクレスオオカブト:
サタンオオカブト:
ティティウスシロカブト:
ヘラクレスオオカブト(属)とは?
ヘラクレスオオカブト(属)の概要は、Wikipediaを引用します。
ヘラクレスオオカブト属(ヘラクレスオオカブトぞく)は、昆虫綱甲虫目カブトムシ亜科に属する代表的な分類群。中南米を中心に分布する。大型の甲虫で、胸角がよく発達し、内側にビロードの毛を有す。この属にはシロカブトと呼ばれるグループが含まれる。属名はギリシャ神話の英雄ヘーラクレースとエラトの子デュナステスにちなむ。
学術名からディナステス属と呼ぶこともある。
種類:
・ヘラクレスオオカブト Dynastes hercules Hercules beetle
ヘルクレスオオカブトともいう。
基本亜種のssp. hercules herculesは角を含めた全長が最大18cmにも達し、世界最大のカブトムシとされる。
オスの成虫は頭角と胸角が共に長く、内側には毛が生える。前翅は黄褐色だが、稀に水色の個体もあらわれ珍重される。
多くの亜種に分かれ、その生息地域によって、同じ種とは思えないほど、大きさと個体変異の差が顕著に出てくるのも本種の特徴である。
世界最大のカブトムシだけにペット人気は非常に高く、本属では最も輸入量が多く、それ故に飼育人口も個体数も多いのが本種である。
ネプチューンオオカブト Dynastes neptunus Neptune beetle
・ヘラクレスオオカブトに次ぐ2番目に大きいカブトムシとされる。
ヘラクレスオオカブトとは常に黒い前翅の他に、1対の突起が胸角の代わりに胸部両側に付くことから区別できる。脚の跗節の形状からサターンオオカブトとの近縁関係が指摘されている。
種小名の由来はローマ神話の海神ネプトゥヌス(ネプチューン)。ベネズエラに生息する亜種D. neptunus rouchei は若干小型で、頭角の最大の突起が基部寄りである。
・サターンオオカブト Dynastes satanas Satanas beetle
ボリビアの限られた地域に生息する。以前は生息地がはっきりせず、幻とも呼ばれ珍重されてきた。
ビロード状の毛が胸角の裏のほか翅などに覆われていない柔らかい部分にもびっしり生えている。
・グラントシロカブト Dynastes granti
アメリカ合衆国アリゾナ州などの砂漠地帯に生息する。カブトムシ類には珍しく、全身が白である。現地での採集は禁止されている。
名は南北戦争の北軍最高司令官でアメリカ合衆国第18代大統領となったユリシーズ・S・グラントに由来するという説とアリゾナ州の旧陸軍基地フォート・グラント(Fort Grant)に由来するという説がある。
・ヒルスシロカブト Dynastes hyllus Hyllus beetle
中央アメリカに分布する。白に濃い黄色の混じった色合いをしており、時に黄金と形容される。サンタマルタ山脈にはミゲル・アンヘル・モロン=リオス(Miguel Ángel Moron-Ríos)に献名された亜種モロンオオカブト(D. hyllus moroni Nagai)が生息する。
・ティティウスシロカブト Dynastes tityus Unicorn beetle
アメリカ合衆国東部に分布する。色はヒルスシロカブトに近い。
・マヤシロカブト Dynastes maya
メキシコのチャパス州、グアテマラ・ホンジュラスに分布する。
・ミヤシタシロカブト Dynastes miyashitai Miyashitai beetle
メキシコ南部プエブラ州テフアカンにのみ棲息する。
分類:昆虫綱 Insecta > 甲虫目 Coleoptera > カブトムシ亜目 > コガネムシ上科 Scarabaeoidea > コガネムシ科 Scarabaeidae > カブトムシ亜科 Dynastinae >
●真性カブトムシ族(真正カブトムシ族、カブトムシ族、オオカブトムシ族) Dynastini
立派な角を持つよく知られたカブトムシはほとんど本族に属する。13属が存在。●●ヘラクレスオオカブト属 Dynastes - ヘラクレスオオカブト・ネプチューンオオカブト・サターンオオカブト・各シロカブト
●●ゾウカブト属 Megasoma - エレファスゾウカブト・ギアスゾウカブト・アヌビスゾウカブト・アクティオンゾウカブト・レックスゾウカブト・マルスゾウカブト・ヤヌスゾウカブト・各ヒメゾウカブト
●●タテヅノカブト属 Golofa - ノコギリタテヅノカブト・ピサロタテヅノカブト・ヒシガタタテヅノカブト
●●アトラスオオカブト属 Chalcosoma - アトラスオオカブト・コーカサスオオカブト・モーレンカンプオオカブト
●●ケンタウルスオオカブト属 Augosoma - ケンタウルスオオカブト・ガボンオオカブト
●●ゴホンツノカブト属 Eupatorus - ゴホンヅノカブト・タイゴホンヅノカブト・ヒマラヤゴホンヅノカブト
●●サンボンヅノカブト属 Beckius - サンボンヅノカブト・クロサンボンヅノカブト
●●ユミツノカブト属 Pachyoryctes - ユミツノカブト・ホソユミツノカブト
●●ヒメカブト属 Xylotrupes - ヒメカブト・ケブカヒメカブト
●●カブトムシ属 Trypoxylus - (日本産)カブトムシ
・カブトムシ Trypoxylus dichotomus
日本のほかには朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島など、東アジアを中心に広範囲に生息し、全部で6亜種に分かれる。頭角の2又がさらに2又に分枝している。大きくて8cmにもなる比較的大型な種類である。
・シナカブトムシ Trypoxylus davidis
中国からベトナムにかけて生息する。独立して Xyloscaptes 属に入れられることや、日本のカブトムシと同じようにサビカブト属に入れられていたこともある。また、ヒメカブト属に入れられることもあり、その分類上の位置に不安定である。カブトムシに比べて頭角は短く、真ん中ほどに左右に1対の突起がある。体色も艶がかかっているため、カブトムシとは異なる外見である。●●サビカブト属 Allomyrina - サビカブト
●●シナカブト属 Xyloscaptes - 日本のカブトムシにとても近い。ダビディスカブト
●●ゴウシュウカブト属 Haploscapanes - 「ゴウシュウ」とは「豪州」のことで、オーストラリアに生息する。角は突起のようなものがあるだけで、胸には数箇所わずかな出っ張りがある。ゴウシュウカブト・オオゴウシュウカブト
ヘラクレスオオカブト(学名Dynastes hercules)は、コウチュウ目(鞘翅目)・カブトムシ科・カブトムシ亜科・真性カブトムシ族・ヘラクレスオオカブト属に分類される昆虫(カブトムシ)の一種である。
世界最大のカブトムシとして知られ、最大個体は全長180mm(ミリメートル)以上に達する。種小名はギリシャ神話最大の英雄ヘラクレスに由来する。
飼育:基本的には日本のカブトムシと変わりないが、大型のカブトムシ全般に言える事だが幼虫・成虫共にカブトムシより更に大食いである。量の問題と、角が邪魔になる関係で、餌となる昆虫ゼリーは大きいものがよい。
成虫の雄は飼育スペースが小さいとストレスで寿命が短くなってしまう。また、性質は基本的に温和ではあるものの多頭飼育は推奨されず、単独飼育が推奨される。
ヘラクレスオオカブトに関する最近のニュース
ヘラクレスオオカブトに関する最近のニュースをいくつか挙げておきます。
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ヘラクレスオオカブト に関連するグッヅ・書籍
動物学に関する書籍
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などなど「ヘラクレスオオカブトのいる動物園水族館」についてまとめてみました。
興味深いですよ!!ヘラクレスオオカブト。