「トキのいる動物園」「トキ(亜科)のいる動物園・水族館」について、以下の目次で記載しています。
トキ(Nipponia nippon)に関しては、専用んp記事「トキのいる動物園は?」がありますので、参照ください。
トキと並び、動物園・水族館による保全への取り組みの象徴ともいえる「コウノトリ」「二ホンライチョウ」に関しては、以下も参照ください。
トキ(亜科)のいる動物園水族館がわかる「日動水(JAZA)飼育動物検索」
日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)の公式サイトには、「飼育動物検索」という便利な機能があって、JAZA加盟の動物園・水族館で飼育されている動物を検索できます。
◆日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)
http://www.jaza.jp/
◆日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)>飼育動物検索>動物を探す
https://www.jaza.jp/animal
2017年春に検索システムが改修されたので、登録データも以前より新しくなって、使える!ようになりました。
トキ(亜科)を飼育展示している動物園水族館(日動水・JAZA加盟園館)
さて、この日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)の飼育動物検索で「トキ」を検索し、その結果を「トキのいる動物園水族館」「トキ(亜科)のいる動物園水族館」として一覧にしてみました。
※トキ(亜)科の中で「トキ」の綴りがはいっていない種がありましたら検索漏れしている可能性があります。
上表をみての感想を以下に・・・・。
1.日本動物園水族館協会(日動水・JAZA)公式サイトの「飼育動物検索」結果で、「トキ」で検索し、トキ亜科に含まれる13種類が登録されている。
2.トキを飼育展示しているのは動物園ばかりではなく、「鳥羽水族館」「海遊館」といった水族館にもショウジョウトキがいる。
3.トキ科、トキ亜科については、wikipediaを引用します。
かつてはコウノトリ目に入れられていたが、近年ペリカン目に移された。トキ亜科とヘラサギ亜科の2亜科に分けられる。
トキ亜科 Threskiornithinae
-テリハトキ属 Bostrychia
--サントメテリハトキ
--イボトキ
--ハダダトキ
--テリハトキ(オリーブトキ)
--ムナフトキ
-オナガトキ属 Cercibis
--オナガトキ
-シロトキ属 Eudocimus
--シロトキ
--ショウジョウトキ
-ハゲトキ属 Geronticus
--ハゲトキ
--ホオアカトキ
-マダガスカルトキ属 Lophotibis
--マダガスカルトキ
-アオアシトキ属 Mesembrinibis
--アオアシトキ(ミドリトキ)
-トキ属 Nipponia
--Nipponia nippon トキ Crested ibis
-サカツラトキ属 Phimosus
--サカツラトキ
-ブロンズトキ属 Plegadis
--カオジロブロンズトキ(メガネトキ)
--ブロンズトキ(カマハシトキ)
--アンデストキ(ナンベイブロンズトキ)
-アカアシトキ属 Pseudibis
--カタジロトキ
--オニトキ
--アカアシトキ
-カオグロトキ属 Theristicus
--ハイイロトキ
--クロハラトキ
--カオグロトキ
-クロトキ属 Threskiornis
--アフリカクロトキ
--クロトキ
--オーストラリアクロトキ
--ムギワラトキ
ヘラサギ亜科 Plataleinae
4.トキ属Nipponia/Nipponia nipponトキ(Crested ibis)の日本国内飼育は、「佐渡トキ保護センター」が中心となり、佐渡に「佐渡トキ野生復帰ステーション」「佐渡市トキふれあい施設」がある。その他、分散飼育の拠点として「長岡市トキ分散飼育センター」「多摩動物公園」「いしかわ動物園」「出雲市トキ分散飼育センター」が連携し機能しています。
トキの飼育状況は以下の通り。
・佐渡トキ保護センター(81羽)
・佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション(56羽)
・多摩動物公園(8羽)
・いしかわ動物園(9羽)
・出雲市トキ分散飼育センター(10羽)
・長岡市トキ分散飼育センター(11羽)
・佐渡市ふれあい施設(2羽)
5.トキ属Nipponia/Nipponia nipponトキ(Crested ibis)を飼育している動物園としては多摩動物公園が実績がありますが、原則非展示なもので、いしかわ動物園での公開施設「トキ里山館」は注目されます。
◆バードストリート|展示動物紹介|園内ガイド|いしかわ動物園
トキ里山館 Toki Satoyama Center
2016年11月19日にオープンした施設です。 エサをついばむトキを間近に観察したり、棚田風の湿地や樹木など、里山を再現した環境の中で、 トキが暮らす姿を観察することで、日本の里山で生活するその暮らしぶりを感じとることができます。 展示場の隣接する学習展示コーナーではトキの嘴や足などを他の鳥と比べたり、本物の羽を触ったりしながらトキのことを学ぶことができます。
多摩動物公園では、環境省が進めるトキ保護増殖事業に協力するため、佐渡トキ保護センターからトキをあずかり、非公開エリアで飼育しています。2018年も飼育個体が産卵し、8羽が無事に育っています。日本国内の飼育状況(2018年8月7日現在。放鳥した個体を除く)
・佐渡トキ保護センター 82羽 (うち2018年生 5羽)
・佐渡トキ野生復帰ステーション 55羽 (うち2018年生 7羽)
・多摩動物公園 16羽 (うち2018年生 8羽)
・いしかわ動物園 16羽 (うち2018年生 6羽)
・出雲市トキ分散飼育センター 9羽 (うち2018年生 3羽)
・長岡市トキ分散飼育センター 16羽 (うち2018年生 6羽)
・佐渡市トキふれあい施設 3羽 (うち2018年生 1羽)
合計 197羽 (うち2018年生 36羽)
以下には、私のトキとの楽しい思い出をいくつかはっておきます。
トキ(亜科)のいる動物園水族館での足あと帳
いしかわ動物園(石川県能美市)
「トキ里山館」
おもしろいですよ!!トキ(亜科)。