ここ数年、気になっているのが公立の動物園や水族館といった公共サービスと、クラウドファンディング(「ふるさと納税」)の関係がどうなっていくかということ。
地方の動物園や水族館に寄付(や友の会・サポーター)を申し込むと、窓口で「こちらのカタログでは、もっとたくさんの『お礼の品』を選ぶことができます!」と、別の寄付行為をもあっ旋いただくことがあります。
私ども動物園ファンにしてみれば、その地方の動物園(の特定の動物)への支援につながればこそとの思いで「その寄付金の使途」にこだわりたいわけですが、昨今は「お礼の品」目当てで寄付行為をするひとが増え、”ある意味市場化している”ということなのでしょう。(※年間パスポートや友の会独自イベント、情報誌の提供はもちろん大歓迎!!)
確かに、その「寄付金(税金)の使途は明確にはしない」で、そこの市立の動物園や水族館の入場入館チケットや年間パスポートを「お礼の品」にしているふるさと納税もチラホラあります。
動物園・水族館側にしてみれが、「お礼の品」となるだけの価値が認められ、販促にもつながるわけで、その寄付金の使途にはこだわらないというスタンスもアリなのかなとは思ったりしています。
また、地方自治体がクライアントではない、動物園や水族館側が主体のようにみえるクラウドファンディングにも、「新しい動物展示をはじめるにあたっての募金」といった形でよく実施されています。
そんな折、今度は「体験型ふるさと納税」の新サービスとして、「対応自治体に寄付すると、寄付金額に応じたトラベルポイントが付与される」といったものが登場しているようです。
寄付して取得したトラベルポイントは、提携自治体の旅行プラン(ホテル宿泊のみのプランが多い)で利用可能とのこと。例えば20,000円の寄付を行うと、実質自己負担額年2,000円で、ポイントは6,000pt貯まり、 さらにポイントは無期限(永久不滅)で利用可能とのこと。
泊りがけでの出張や動物園巡りの宿泊先購入のおいしい話しになっていくのでしょうか?
2017年10月17日には日経新聞にも取り上げられていました。
アイモバイルと日本旅行、体験型ふるさと納税サービス「ふるなびトラベル」を提供開始 :日本経済新聞
以下にリンクを貼っておきます。ここからいろんな旅行(宿泊)プランをみて、「つくねパパの生き物探訪」に活かせるようになるかな???