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おひつじ座(アリエス)生まれの つくねパパ が 、コミュニケーション最適化運用関連でつぶやきます。「生き物探訪」記事もSEOのショーケース。

動物園ごとの被検索数をちょっと調べてみた

Googleトレンドで、思いつくままに関東の動物園(上野、井の頭、ズーラシア、SCZ、東武)に関する検索数を調べてみた(2004年1月1日~2018年2月)。

一番被検索数が多いのは、「上野動物園」で、2011年4月と2017年年末にグラフが跳ね上がっているのが特徴。2011年4月は大震災後のジャイアントパンダ公開時期にあたり、また、2017年末はシャンシャン誕生旋風が吹いた時期で、まさに、”客寄せパンダ”な様相を呈しています。

次いで検索数が多いのは「東武動物公園」「よこはま動物園ズーラシア」の順。この2園の十数年間の検索数は拮抗していますが、最近は「東武動物公園」が上回ること多い傾向です。アニメとの連携などが奏功しているのかな?

「埼玉県こども動物自然公園」と「井の頭自然文化園」は、他の3園と比べると検索数は少ない傾向です。ただし、この両園は、検索後の表示クエリー(コンテンツ・ページ)数は他から大きく引き離されているわけではないので、検索行動を誘発させるプロモーションやキーワード設定の努力次第では、もっともっと検索数が向上する余地はあるものと思います。

「検索数」は、必ずしも、プロモーション施策や施設の魅力度を反映するものではないのですが、”ウェブブランディング”といったブランド力をはかる指標のひとつとして位置づけることは可能です。「検索数」のほかでは、サイト来訪数、クチコミ発生状況(ネガ・ポジ)、公式サイト被リンクなども指標の候補となりうると考えます。

今回はジャイアントパンダ「シャンシャン」の客寄せ効果ばかりが検索誘発となっている現状が明確になりました。将来的には、動物を見せる・レクリエーションの役割ではなく、動物園が先導となった協働・共創のコミュニティで実現される価値(保全・動物学・世界観・自己実現)の魅力もブランディング要因(検索行動の誘発)になっていくことを期待します。

※今回は検索キーワードそのものでの検索数ではなく、結果としてその施設を検索しているとGoolgeが判断した検索機会の回数をグラフ化してみました。